緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ余談を許さない昨今のウィルス事情。人との接触をなるべく避け、残っていた代休を使って平日にドライブへ出かけます。
桜が開花しているからお花見したいと言う大体の目的。私の中では定番のドライブコースになっている千葉県の房総半島を巡ろうと思います。子供達は春休み。家族5人を乗せてクルマを走らせます。
早朝から嫁がお弁当を作ってくれていたので、それをどこか景色のいい場所で食べようかなんて漠然と考えながら高速道路を走ります。

定番の千葉ドライブコース

私の住んでいる地域は東京の外れ。橋1本渡って隣は千葉県。ですが今回の目的である千葉県の房総半島へは、大きく分けて東京外環道⇨東関東道のルートと首都高⇨東京湾アクアラインと海上を進むルートがあります。
距離としてはアクアラインルートが若干便利ですが、万年渋滞状態の首都高を端から端まで通り抜けることになります。今回は混雑する平日の首都高を避け、外環道から行くルートを選択しました。以前は東関東道の入口まで30分ほどの道のりを一般道で向かう必要がありましたが、2年ほど前に外環道が東関東道や首都高湾岸線まで開通した為、自宅近くの外環道の入口から千葉方面を南下するのに便利になりました。

東関東道に入り、最初に到着するのは幕張サービスエリア。ここまで自宅を出て40分ほど、最初にここに立ち寄ります。
ホントは目的地までノンストップで走り抜けたい所ですが、小さい子供がいる私の家族には丁度いい距離にSAがあると思っています。東京から千葉方面へと向かう最初のSAということもあって、平日でも利用者が多いようです。
このSAを逃すと、さらに30分程走った先にある市原SAまでノンストップで行く必要があります。この辺は頻繁に渋滞する場所でもあり、距離以上に長い時間に感じます。最悪、高速を降りればインター近くのコンビニなどがすぐ見つかる地域ですが、降りると損した気分になるケチな私はこの幕張SAで強制的に休憩を取るようにしています。

幕張SAから30分ほど、木更津JCTから圏央道に合流して最初の木更津東ICで高速を降りました。

房総半島の山々が楽しめる国道410号

高速から降りてすぐに合流できるのは国道410号。千葉県の最南端である館山市まで続く国道です。
西側は東京湾、東は太平洋側の九十九里浜が続く東西を海に囲まれる千葉県の房総半島。半島南側のほぼ中心を南下するのが私の定番ドライブコース。
【画像1】※ドライブレコーダーより
国道410号は別名「久留里街道」。高速を降りて30分程走ると、今や湧き水で有名な久留里の街並みが見えてきます。
少し丘を登るとあるのが「久留里城」。町内には湧き水を汲めるスポットが点在。中心部にはJR久留里線の久留里駅があり、ローカル線の雰囲気を楽しめます。
「城下町」「湧き水」「ローカル線」。それ程大きな街ではない久留里ですが、私はこの3拍子揃った雰囲気が好きで房総半島へドライブに出かけます。
【画像2】
町外れの車を停車しやすい湧き水スポットに立ち寄り。自宅から持ってきた容器に湧き水を汲みます。誰でも利用できるように解放しているようです。看板にあった募金ボックスにコイン投入。こういう施設を長く維持して頂きたいです。
【画像3】
自宅でよくエスプレッソを作るのですが、ここの水で作ると酸味が刺々しくなく喉越しが柔らかになります。※そんな気がする

時刻はお昼には少し早い時間。
久留里城の桜を見ながらお昼と思いましたが、お弁当には少し早いので今回はまだ行ったことがないお花見スポットに訪れてみようと思います。

目的のお花見とお弁当を楽しむ

【画像4】※ドライブレコーダーより
国道410号を外れて細い県道などの生活道路を走ります。
時折こんな具合の狭い道にも遭遇。嫁も子供も乗車していますが、運転していて楽しくなってしまう場面。
ぜんぜん峠を攻める気も実力も無いのですが、ただクルマで目的地に向かうだけでは無い気分に浸れるのが、私にとってドライブの楽しみ。
【画像5】
到着したのは千葉県安房郡にある佐久間ダム親水公園。房総の桜スポットとして有名なのだそうです。
30分も山を降ればすぐ東京湾側の海に出ます。東京湾フェリーで有名な金谷港もそれ程遠くありません。
【画像6】
駐車場にクルマをとめて散策開始。まずはお弁当が食べられる場所を探そうと思います。
平日でしたが、東京や神奈川ナンバーのお花見客が意外と多かったです。アクセスしやすい房総半島。
一時は県外ナンバーお断りなんてことも聞いていましたが、お土産店も花見客を受け入れ、みんな元の生活を取り戻そうとしているように感じました。
【画像7】
いい感じのベンチがあったので、そこでお弁当を広げます。少し桜から遠くなりましたが、逆にお花見客がいない場所を確保してソーシャルディスタンス。
【画像8】
生後6ヶ月程の3番目の次男はこの日初めてのドライブ。こんな状況下で家から一歩も出ていない生活だったので、自然の景色を見せてやりたかったです。意味分かってないだろうけど。
今のクルマだとかなり狭いので、そろそろ大きいバンなどを考えなくてはならないかも知れません。イヤですが。
【画像9】
お弁当を早々に食べ終えた上の子供たちは、ダム湖に続く遊歩道を散歩。というか走り回る。
今は春休みで体力有り余っています。
【画像10】
所々満開と呼べる開花レベルも見られますが、全体的に満開と呼べるのはあと2日くらいでしょうか。このくらいがちょうど良いのかも知れません。散る花弁はまだ少なく、私は散り始めのヒラヒラ落ちてくる光景が好きです。

お弁当を食べ終えて少し散策した後、子供達のリクエストに答えて海を目指します。
佐久間ダムから再び国道410号方面に戻り、通過するように横切ってそのままクルマは鴨川方面へ。

山も海も楽しめる房総半島

到着した千葉県鴨川市。
イルカショーで有名な鴨川シーワールドがあります。
鴨川市は太平洋側。東京湾側から一気に太平洋側へ。所要時間は30分ほど。
【画像11】
市内を抜けて砂浜までまっすぐ。波乗りを楽しむサーファーが出ているビーチへ。
気温も暖かく海にも結構人が出ています。夏はメジャーな海水浴場ですが、今の時期は適度に人が少なくて丁度いい。

上の子供達は裸足で駆け回ります。まだ水冷たいのに。着替えあったかな。
帰りの車内が砂でとんでもないことになるのに諦めを感じつつ、子供達に加え、嫁まで参加して砂浜遊びを楽しみました。私と6ヶ月のベイビーはテトラポッドに座って待機。

鴨川市の中心地、安房鴨川駅前にそびえ立つのが「イオン鴨川店」。
この駐車場からの眺めはなかなかで、鴨川市内が一望できたりします。私のお気に入りスポット。
【画像12】
大体1日遊んで最後はこのイオン鴨川店で締める定番ルート。周囲に高い建物が存在しなく、画像は駅前ですが山側も海側も市内側も一望できます。
周囲は我が家のような家族連れに丁度いいファミリーレストランやマクドナルドといったファストフード店。もちろん地元の料理が楽しめるお店も集まっています。イオンの惣菜コーナーでお弁当を購入することもあったり。嫁は食品コーナーで明日の夕飯の買い物って、それ地元でもできるし。
トイレは綺麗だし、赤ちゃん授乳室も整備されています。
もう今日は帰るだけ。最後のイオンで休憩してから帰途に着きます。

日帰りドライブには丁度いい房総半島

帰り道は鴨川から東京湾側の館山方面へ。山間部を走れば結構なショートカットができますが、暗くなってきたし、途中で子供たちにトイレとか言われるのも困る。
走りたかった峠道を諦め、国道128号線を走ります。
富浦ICから富津館山道路を走ります。ここまで1時間弱。
【画像13】
木更津JCTからアクアラインに合流。帰りは川崎方面から首都高を走ろうと思います。
行きの道のりとは違うルートで帰れるのも、房総半島ドライブが好きな点。ドライブは好きですが、同じ道を往復するよりもルートが選択できる方が走りごたえがあると思います。
【画像14】
湾岸線から都心環状線へ。
ここまで来ればもう帰ってきたも同然。家族乗っているし右足に力を入れられないのが残念ですが、雰囲気だけ首都高ドライブを楽しみながら家路に着きます。

鴨川から途中、休憩を挟んで2時間ほど。ノンストップなら1時間半程なのではないでしょうか。
走行距離は350km。
東京のお隣の県といっても、千葉県は1日使った十分なドライブができます。
温泉に入ったり美味しい地元料理や地酒を楽しむといった事はしていませんが、私はあまり1箇所に留まらずにクルマで走ることがメインなので、こんなドライブを繰り返します。お金もガソリン代だけで済むし。

まだまだ続く自粛ではありますが、安全マージンを取りつつも、クルマでドライブに出かける機会を作って行きたいと思います。
日帰りドライブには丁度いい距離の房総半島。私のおすすめです。

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