2021/01/17
息子君1号が昨年暮れあたりから「スキーに行ってみたい!」と訴え始めたので、家族で自宅から45分ほどの〔平庭高原スキー場〕に行ってきました。しかし、私も嫁ちゃんもスキーは学生時代にちょっとだけやった事がある程度。とても教える事なんて出来ません。
怪我をしても大変なので、一度ちゃんと教えてもらおう。という事になり平庭高原スキー場で土日に行われている、スキー教室に申し込む計画を立てます。事前に調べると当日受付でもOK。スキー用品は持っていませんが、貸しスキーも完備しているので、大丈夫!
嫁ちゃんは実家から昔のスキーウェアを引っ張り出し、私は雪かき用の完全防水&厚手のカッパで代用。息子君達には、こんな事もあろうかと昨シーズンにスキーウェアを用意していたので、それぞれ装備を整えます。
ドライブ道中では以前も紹介した〔道の駅白樺の里やまがた〕にも、ちょっと立ち寄りましたよ。そしてスキー場でいっぱい遊んだ後は、近くのホテル「平庭山荘」の大浴場で疲れを癒してきました。
車窓からの写真は同乗者が写した物です。しかし雪道のドライブは気を使うな。
平庭高原スキー場に向けて出発
私の住む地域は今シーズン12月から雪が多く、とても寒い日が続いていました。例年1月、2月は一番寒い時期ですが、最近はさらに寒く最低気温は-14度。最高でも-4度。ここまでの寒さはなかなか珍しいです。
そんな寒い時に、さらに寒いスキー場に行くなんて狂気の沙汰としか思えませんが、スキー場にとっては雪量、雪質ともに最高のコンディションなのです。
写真1 国道281号線を盛岡方面に向けて出発
出かけた日は気温も暖かくなり、-1度くらい。この時期であれば普通ですね。年末からお正月あたりにはたっぷりと雪も降りました。しばらくは路面もアイスバーンでしたが、除雪も行き届き、走りやすいです。
写真2 山肌には雪がいっぱいです
写真3 雪景色の久慈渓流。
この日はちょっと曇り気味でしたので、以前天気の良い日に撮影した久慈渓流の写真も載せてみますね。
写真4 天気が良い時の雪景色の久慈渓流 輝く水面が綺麗です
30分弱のドライブで道中にある〔道の駅白樺の里やまがた〕に到着。ここでちょっとトイレ休憩&おやつを購入。
写真5 道の駅&隣のショッピングセンター
写真6 道の駅の前にある巨大なタマゴ。息子君1号はタマゴ暖めているのかな?
写真7 わざわざ雪が多い所を歩く息子君2号。そうしたくなる気持ちは解りますとも
ここでのおやつと言えば、道の駅のすぐ隣にあるショッピングセンターの一角、〔ふるさとあんずき屋〕の大判焼き&ホットコーヒーで決まりです!息子君たちがトイレに行って」いる間にそそくさと購入。
写真8 今回も寄ってしまいました。ふるさとあんずき屋さん
家族4人で、あんこ2個・カスタードクリーム2個・あんずきクリームチーズ1個を購入。
あれ?1個多いな。まぁ大勢に影響はありません。「あんずき」とはこの地方の方言で「あずき」や「あんこ」のことですね
写真9 もちろんホットコーヒーも一緒です
写真10 私はカスタードクリームの大判焼きを頂きました。たっぷりのクリームです
車内で美味しくいただきました。みんなで1個ずつ。余った1個は半分にして息子君たちが食べました。焼きたての暖かい大判焼き。寒い時期には最高のおやつです
平庭高原スキー場に向けて白樺並木の中をドライブ
スキー前の腹ごしらえも完了したので、平庭高原スキー場を目指して再出発です。
写真11 再び盛岡方面に向け国道281号線を進みます
道の駅から先の国道281号線は峠道に入ります。上り坂とカーブが続き、アイスバーンだと、かなり気を使って運転をせねばなりません
写真12 登坂車線・走行車線・中央線・対向車線の標識
雪国では見かける標識ですね。なぜ道路の上にわざわざこんな標識を付けるのか?理由は、アイスバーンになると、どこが走行車線か中央線か解らなくなってしまうのです。もっと雪がふれば除雪した雪の壁が迫り、ますます斜線の位置が解り難くなるのです。
路面が雪で覆われ、車線が見難くなっても安全に走れる工夫ですね。
写真13 峠道を登っていると、一瞬木々が無い場所があります。ここからの眺めが最高
標高が高くなるにつれ、雪の量も増え、路面にも雪があります。まだ轍の部分には雪が無いので運転しやすい方ですね。この轍を外すとかなり滑りやすいので要注意。
写真14 かなり見難いですが、気温計は-5の表示。
道の駅から5分も走れば、かなり違う世界。雪が降っておらず、除雪もしてくれているので普通に走行できますが、吹雪の時はホワイトアウト状態になる場合もあります。
ホワイトアウトの状態は私も何度か経験ありますが、かなり怖いですよ。まったく前が見えません。もしホワイトアウトになったら、昼間でもライトとハザードを付け、できるだけ車を寄せて停車する事をオススメします。
写真15 白樺並木がとっても綺麗です
さらに進むと、白樺並木の中を走行します。ここ平庭高原は本州で一番の白樺の群生地なのです。
ちなみに日本一の白樺の群生地は北海道にありますが、まっすぐに伸びた美しい白樺が立ち並び、その中のドライブできるのは、平庭高原が一番です。なので「日本一の白樺美林」としてPRしていますよ。
写真16 天気が良い時に写した美しい白樺
白樺美林を楽しむには、雪景色の冬か深緑の真夏がオススメですよ。
平庭高原スキー場に到着 一面の銀世界
出発から休憩時間も含めおよそ一時間。ついに平庭高原スキー場に到着。自宅から一番近いスキー場ではありますが、正直マイナーなスキー場ですね。どうせ空いているだろうと思いましたが(失礼)、駐車場は意外といっぱいです。
写真17 駐車場に到着。レガースやゴーグルなどの装備を整えます
写真18 一面の銀世界。360度雪景色
さっそくセンターハウスでスキー教室の申し込みを行います。しかし・・・
私は出発の時点で大きなミスを犯していた事に気付いていませんでした。確かにスキー教室は当日受付をしています。当然受付時間も設定されていたのですが、私はその受付時間をなんと一時間も勘違いしていて、とっくに当日受付は終了していたのでした。
息子君1号、本当にごめんよ・・・
写真19 ゲレンデ 空いているように見えますが、奥の方にあるリフトは結構混んでいました
という事で、今回はスキーではなくソリ滑りを楽しむ事にします。「スキーはちょっと怖い」と言っていた息子君2号の為に家からソリを持ってきていました。スキー場で、もう一つ大きめのソリをレンタルし、ソリ滑り専用ゲレンデに向かいます。
写真20 ソリ滑り専用ゲレンデ 親子で遊んでいる人がけっこういました
スキーやスノボはリフトに乗れますが、ソリは自力でゲレンデを登らねばなりません。息子君たちも、頑張って登ります。
写真21 自力でソリを持ちゲレンデを登る息子君たち
写真22 頂上から一気に滑りおります。楽しそう
滑っては登り、登っては滑る。かなりの運動量なはずですが、それ以上に楽しかったのか息子君たちはどんどん滑ります。レンタルした大き目のソリは大人一人と子供一人、一緒に乗れるサイズだったので、私も一緒にソリ滑りを楽しみました。
童心に帰って息子君たちと一緒に遊びましたよ。一時間少々ソリ滑りを楽しんだ後、スキー場の「レストハウス千春」で昼食。
息子君1号は、よほどおなかが空いていたのか、普通にカレー&ラーメンセットを平らげました。
昼食後もソリ滑りを楽しみましたよ
写真23 雪の中で大の字。楽しかったね
自力でゲレンデを登るのは考えるまでもなく、相当な重労働です。スキー場は日が差していたので、汗ばむくらいでした。
午後から風が強くなり、雪も降ってきたので、予定よりちょっと早めにソリ滑りは終了。
私はスキー初心者なので良く解りませんが、平庭高原スキー場はかなり雪質良い所みたいですね。近くにホテル「平庭山荘」にはリフト券付きのお得なプランもあるので、遠方から来る方にはオススメですよ
ゲレンデで遊んだあとはお風呂
ソリ滑りを大いに楽しんだ後、スキー場近くにあるホテル「平庭山荘」の大浴場に汗を流しに行きました。
写真24 平庭山荘に到着
写真25 小さくてめんこい(かわいい)雪だるまがお出迎え
スキー場からクルマだと3分もかからない所にある平庭山荘さん。大浴場の「しらかばの湯」に入湯。
写真26 浴室は石風呂と木風呂があります。
この日は男湯が石風呂でした。私と息子君1号は男湯に、息子君2号は嫁ちゃんと女湯に入りました。
しらかばの湯は温泉ではありませんが、地元で生産されている「木質チップ」を燃料に沸かしたお湯でまろやかで環境にも優しいお風呂ですよ。中温サウナも完備されています。
大浴場の休憩所の窓からは、物凄く大きい「つらら」を見ることができました
写真27 軒から垂れる巨大なつらら
ここまで大きなつららは珍しい。滝が凍った所を裏から見ているようでした。
写真28 別角度のつらら
つららが雪面まで垂れ下がり、氷柱になっています。
ゆっくりお風呂に浸かった後はホテルのロビーで小休止。売店には白樺を原料にしたスキンケア用品も販売していました
写真29 白樺の樹液を使ったスキンケア用品の数々
写真30 白樺樹液を使った妖精水ジェル
この妖精水ジェルは実の母の愛用品。天然由来なので、これを塗った手でそのままおにぎりを握っても大丈夫なのだそうです。私も時々ハンドクリームとして使用しますが、とても良く伸びるジェルクリームなので、一番大きい200gだと一年持ちます。
そう考えればコスパも良いですね。
お疲れ気味の帰り道 運転は気をつけよう
平庭山荘を後にし、帰路に着きました。
帰りはちょっと風もあり、雪も降っていたので、より安全運転を心がけねばなりません。
たっぷり遊んで、おなかいっぱいご飯も食べて、お風呂に入ったとなれば、息子君たちは出発して間もなく車内で爆睡です。嫁ちゃんも程なく爆睡モードに入り、帰りは孤独なドライブ。
写真31 国道沿いの看板 雪に埋もれそう
ウィンターシーズンはまだ続きます。今度こそ息子君の希望を叶えられるように、リサーチを怠らない事を決意。
嫁ちゃんも息子君たちも楽しんでくれたのが何より嬉しい今回のドライブでした。
最後に
平庭高原スキー場も平庭山荘もホームページありますので、興味を持たれた方は検索してみて下さいね。