長く続く自粛期間

まだまだ続く自粛期間。
クルマ好きにとってはツラい日々が続きます。

私も当分の間はドライブ自粛。
解禁となってもいきなりドライブには行けないと思います。
ここ一年ほど、なんだか遠出してのドライブに行くのが後ろめたい行為になっている気がしています。リスクを考えると、どうしても家にいた方がいい。
あくまで個人的にですが。

クルマでドライブに行くことがライフワークというか、仕事をがんばれるのもコレがあるからの私。
自分の存在意義みたいに思って生きてきた私(意味不明)にとって、ドライブ行く気にもなれないのはホントに辛いです。

今日も嫁に付き合って近所のホームセンターに行きました。
いつもの私は、早速ホームセンターの車用品コーナー。
なんか安いヘッドライトバルブを一通り物色。なんか小さいモニターで「すげー汚れが落ちる!」的な宣伝しているカーシャンプーとかワックスとか。
気がついたら買っちゃって、実際に使うか微妙。
特にヘッドライトバルブなんて今の私のクルマはLEDでした。交換する時はユニットごと交換。バルブ意味ないじゃん!

でも、私にとってはそんな事もクルマと戯れる楽しみ
・・・だったのですが、たまたま視界に入ったのが「ソロキャンプ」の文字。

私のソロキャンプの思い出

昔、私も50ccの原付スクーターで「過酷」なツーリングに出かけたのを思い出しました。東京近郊の千葉、埼玉、茨城。最終的には10日間の北海道ツーリング。茨城からフェリーに乗って北海道上陸。稚内を目指しました。
宿はテントとシュラフ。一人でのキャンプ。
若い頃だったからできたと思う充実した時間でした。

コロナ渦の昨今、ソロキャンプが流行しているとのことで有名メーカーの一人用テントやグリル、クッカーなどが結構安い価格で売られています。当時は結構高かったと思いますが、今は興味無いし行く時間も体力もなかなか出せない私の身でも、この価格なら思わず買ってしまいそうなラインナップ。

いつもならカー用品コーナー行って終わりの私が、しばらくキャンプ用品コーナーで立ち止まりました。
都会の喧騒を離れ、仕事のイライラや上司からのプレッシャー。将来の夢だったレーシングドライバーからかなり横道に逸れた今はただのサラリーマンの現実(笑)。この後頑張ろうと思っている事の整理。心構え。
ソロキャンプで過ごした一人の時間は、自分の事を冷静に見つめ直してポジティブな答えを導き出す最高の時間でした。

なんだか昔行ったあの楽しかったキャンプツーリングを思い出して、また出かけたくなってきました。

・・・と言っても、現実には「ちょっと行ってくる」なんて気軽には言えない自粛期間。しかもソロでなんて絶対不可能。
そこで、自宅の駐車場でキャンプの気分を味わえないか考えてみます。

おうちでキャンプ

最後の最後まで渋って押した、一生終わらない住宅ローン。東京の外れの狭小住宅。庭なんてありません。
ですが唯一、駐車場のクルマを2mほど前進させると出来るスペース。
【画像1】
【画像2】
『・クルマを前進させると後ろのスペースになんとかキャンプチェアとテーブルを置くスペースが生まれます。』
敷地内ギリギリまでクルマを押し出して作った我が家のオートキャンプ場。
狭小住宅から生まれた貴重なスペース。冬空でも暖かかったこの日、夕食はこの場所で食べることにします。

【画像3】
『・唯一クルマに絡めるのは、私が座るキャンプチェアの後ろにある愛車。虚しい(とか言わない)。』
玄関にあるコンセントから、超ロングな電源タップで伸ばした照明2つ。夏に虫がよらないようにLED仕様。雰囲気を出してランタンなどでもいいかも知れません。持っていませんが。
キャンプ用のテーブルにキャンプチェアを家族分。この後、嫁がキッチンでほとんど仕上げてくれた料理を運んできてくれます。小

夕食の間のせいぜい長くても2時間ほどの自宅オートキャンプですが、小学生の子供達からのウケは良くて喜んでくれます。
【画像4】
この場合、ただの外メシであってオートキャンプでは無いとかを考えるのはヤメにしています。
私も「一人で都会の喧騒を離れて〜」「仕事のプレッシャー〜」とか、ましてや「ポジティブな考え」なんてモノを感じる暇も無く終了するのですが、せめて雰囲気だけ。
そして何より、クルマの真横で過ごせる時間があるだけでも普通の夕食とは違う充実した気分にさせてくれます。

【画像5】
『・キャンプ感を出すのと片付けが便利なので、紙皿などを使用して食卓を囲みます』
この日の昼間は天気が良かったので、よく目を凝らすと夜空に星が何個か見つかります。私のカメラには映りませんでしたが。
キャンプ場の綺麗な星空とは程遠いですが、子供達は見つけた星を教えあったり飛行機が飛んでいるのを見つけたりとそれなりに楽しく過ごしてくれます。

私のクルマは家族でキャンプに行ける程の広さでもなく、車中泊もとても出来ない大きさです。
家族でオートキャンプへ行こうと思ったことは無かったのですが、こうして工夫をすれば自宅でオートキャンプみたいな雰囲気を感じることはできるようです。

【画像6】
『・夕食はおでんでした。元々は家の中で食べる予定でしたが、急遽外でも食べられるようにしてくれました』
そもそも突然の思いつきで始めた自宅オートキャンプ。昼間の段階では想定していなかったので、いつもの食卓がそのまま外に出てきました。
混ぜご飯は豆が入っていましたが、これは何日か前に「節分」で撒いた豆の残りなんだそうです。おでんは普通。

全く乗ってないオートキャンプ

クルマで何か運んできた訳でも、乗ってきた訳でも無い。
キャンプテーブルとキャンプチェアは家の倉庫から出してきただけ。
料理は嫁がキッチンで調理して運んできてくれます。
クルマに乗ってもいないし、クルマに絡んでもいないオートキャンプ。
唯一乗ったと言えるなら、前進2m、食事が終わって片付けて後進2m。総走行距離4mのドライブ。ドライブとも言えない移動。

でも不思議と、屋外でクルマの横で食卓を囲むだけでオートキャンプしている気分が味わえる。

・・・そう言い聞かせているダケなんですけど、自粛の中で最大限にクルマに絡むことができる私の最適解だと思っています。

来週は昼間にラーメン食べようと思います。私特製の。

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